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ソフィスタの外国為替証拠金取引FXブログ
金利生活をめざす新参FXトレーダーの取引日誌
ランド円のトレード方法
【ポジションの追加の方法】
 予め高値から20銭から60銭の幅で指値の買い注文を入れておく。高値の上昇に合わせて買い注文のレートも上昇させる。レートの幅は各レートでの注文量は人それぞれ。ポジション量やレバレッジ、リスク許容量による。
 上昇トレンドにあってもこれくらいの下げは月に数回あるのだから、焦って高値で買う必要はない。

【利食いの方法】
 これも人それぞれ。というか、これが一番難しい。
 個人的には50銭程度でいったん利食いし、下がったところで買い戻すのが最もうまくいった。ただ、ポジションの全部を利食いすることはお勧めできない。ポジションがスクエアになると、どうしても焦って買いを入れて高値を掴んでしまうので。
 一回の利食いの量は全ポジションの1/3から1/2がベストだと思う。50銭で1/3、1円で1/3、残る1/3は永久保有が、私の基本的なスタンス。もちろんポジションの追加と同様、レートに幅をもたせる。ただし、これはあくまで上昇トレンドにある場合。
 トレンドの転換期には、有無を言わずに利食い、損切り。あるいはさらにショート。
 この場合の買戻しは相場の強さと各人の考え方次第で。底を打つのを待ってから買戻しでもいいし、50銭とか1円おきにナンピン買いでもいい。あるいはあらかじめ決めておいたレートで指値というのもある。だが、注意すべきは「まだはもうなり。もうはまだなり」。ここが底と思ってもまだ下があるのがランド円の怖さ。
 なお、ショートのポジションは必ずストップロスを入れて利食いも欲張らない。

【レバレッジの管理】
 レバレッジは取得レートと、安値としてどのレベルを想定するかによって変化する。取得レートから想定する安値まで下落しても追証を負担できるレベルでポジションを作る。レバレッジはその結果でしかない。よって最初にレバレッジを何倍と考えるのはナンセンス。17円で買うのと14円で買う場合のリスクは同じではないのだ。
 高値であってもそれに合わせてレバレッジを低くしていけばリスクは小くなる。
 さらに、南アフリカと日本の政策金利が逆転する可能性は極めて低いし、エマージング通貨であるランドは、短期的には乱高下しても、長期的には先進国通貨に対して上昇する。よってレバレッジの管理さえ適正で損切りを迫られなければ、ランド円で損失を出す可能性はほとんどない。
2007年の見通し
 当面は金利相場の流れの中で出遅れたランドにも買いが入り昨年10月以降の上昇トレンドが継続するものと考える。18円を超える場面もあると見る。
 転換点として注意すべきは、金利相場、南アの政策金利動向、商品価格の動向。

 まず、金利相場。今はヘッジファンドも個人投資家も円キャリートレードに傾いている。だが、市場心理が一方に傾けば傾くほど反動リスクは大きくなる。特にボラリティ(変動率)の高いランドの場合は影響が大きい。

 次に、南アの政策金利。2月に南ア中銀が利上げをするか否か。
 私としては、市場関係者の大方の見方と同様、2月の利上げは見送られると考える。だが、市場は既に織り込み済みであり、利上げ打ち止めでも相場はそれほど大きく下げないのではないか。
 とはいえ、政策金利発表前には利上げ期待の買いと、利上げ見送りの場合に直後の失望売りが短期筋から入るだろう。ここで利益確定と買い戻しができれば一儲けできるかもしれない
 また、南アの物価関連指標が高いインフレ率を示したり、中銀当局者からタカ派発言が出るなど、利上げ期待が膨らんだ場合でランドの上昇にブーストがかかった場合は怖い。期待が大きいほど外れた場合の落胆も大きいからだ。

 商品市況についてはNY原油価格と金価格に注目。
 NY原油価格が50ドル前後にまで下落し、金価格も600ドルを割る場面があると予想する。ジム・ロジャースが指摘するように商品は世界的な長期の上昇トレンドは続くだろうが、2007年には一時的な調整局面があると思う。
 特に中東情勢には注目すべき。ブッシュ政権が中間選挙で敗北したことによって米国がイランを攻撃する可能性が低くなった。これは中東問題の先送りを意味するが一時的には中東の緊張が緩和する可能性がある。あとはイスラエルの出方次第。イスラエル軍が再度レバノンに侵攻あるいはイランの核関連施設に対して空爆ということが起きれば、原油価格は急騰、金価格も急騰、ランドも急騰なんてことがあるかもしれない。

 貿易収支についてそれほど心配する必要はないと思う。貿易収支の大幅赤字の衝撃がランド相場を襲ったのは2006年8月末。もうあれから4ヶ月も経っている。12月の貿易収支発表では予測を大幅に上回る赤字でも相場は急変せず。市場は予測と発表のズレには慣れっこになっているし、同じ材料では飽きてくる。もう賞味期限は切れたのではないか。
 なお、貿易収支発表前のポジション調整の売りを買いのチャンスと捉えてもいい。また、原油価格が下落すれば貿易収支の改善をもたらし、逆に買い材料になるかもしれない。
 ただ、忘れたことに引っぱり出してくるかもしれないのでこれには要注意。
07年1月4日の急落について
 今回の下落幅は17円27銭から16円75銭までの52銭である。
 これに対して、ランド円が10月4日につけた14円75銭を底として反転し、上昇トレンドに入ってからの大きな値下がりは以下の通り。

 12月25日の高値(17円01銭)から12月27日の安値(16円70銭)までの下落幅は31銭である。
 12月20日の高値(17円09銭)から12月21日の安値(16円80銭)までの下落幅は29銭である。
 11月27日の高値(16円36銭)から12月1日の安値(15円94銭)までの下落幅は42銭である。
 11月16日の高値(16円50銭)から11月24日の安値(15円92銭)までの下落幅は58銭である。
 10月27日の高値(15円85銭)から10月31日の安値(15円47銭)までの下落幅は38銭である。
 10月20日の高値(15円79銭)から10月24日の安値(15円32銭)までの下落幅は47銭である。
 10月13日の高値(16円00銭)から10月17日の安値(15円48銭)までの下落幅は52銭である。

 上昇トレンドにあってもこれだけ大きな調整が繰り返されてきたのである。
 しかし、一方で、ランド円の場合は、今回のような急落がトレンドの転換点となる場合が多い。
 だが、私は今回の下落は一時的な調整に過ぎず、トレンドの展開ではないと考える。
 その理由はトレンドを転換するに足りる材料が何もないからである。
 2006年はランドが大きく下落したが何のきっかけもなく起こったわけではない。

 2006年4月には、19日の高値(19円70銭)から28日の安値(18円47銭)と大きな下げを記録しているが、これは日銀の利上げ観測に基づくドル売り円買いの影響である。
 しかし、その後数日間の動きはドル円に連動していない。これはランド円のドル円に対する逆相関性が働いたためである。このようにランド円のドル円に対する逆相関性にはタイムラグがある。
 5月の下げは、10日以降の世界同時株安、商品市況の下落、エマージング市場からのリスク資金の逃避という一連の流れによるもの。特に、ランドと相関性の高いとされる金は、1ヶ月余りの間に720ドル台から570ドル台まで急落している。
 ランド円が底を売ったのは6月23日(15円45銭)だが、NY金価格はその数日前に底を売っていることに注目。

 8月18日の急落(高値17円03銭−安値16円43銭)のきっかけは人民元の金利引き上げであった。
 その後8月24日の安値16円21銭から8月31日の高値16円59銭まで戻すが、翌月7日には15円50銭の安値を付ける。この急落の原因は南ア貿易収支の大幅悪化である。
 以後、市場参加者の関心は南アの貿易収支に向けられることになる。
 9月18日には16円21銭まで反発しているが、再び売り浴びせられ9月25日には15円05銭。これは「下がるものは売れ」というヘッジファンドによるもの。
 その後、9月28日には15円55銭まで戻しているが、翌日に貿易収支発表を控えて売り。
29日
 市場予想通りの結果ではあったものの売りが先行。しかし、翌月4日から反転。

 以上から、数円にも及ぶランド円の下げは何の理由もなく起こるものではない。
世界政治経済情勢の変化や南アフリカ国内の事情など、トレンドを転換するに足りる大きな力が必要なのである。
 前者については、為替市場のほかに、主要国の株式市場、債券市場、商品市場などをチェックする必要がある。後者については、南アフリカの政治情勢や経済指標をチェックする。また、隣国のジンバブエの政情についても注意を要する。
06年第四四半期の反省と07年のトレード戦略1(カナダドル)
【06年第四四半期のトレードの反省】

トレード履歴
12/13 カナダ円 101.30 1万 買
12/14 カナダ円 101.67 1万 売
12/22 カナダ円 102.54 1万 買
12/27 カナダ円 102.29 1万 買
12/27 カナダ円 102.00 1万 買
12/29 カナダ円 102.59 1万 売
12/29 カナダ円 102.20 1万 買

クロス円が軒並み上昇する中、カナダ円は昨年11月に入って、9月から10月にかけての104円−106円のレンジを底抜けして下落に転じている。ここで、いずれ反発すると予想して買いのタイミングを待っていた。

最初のカナダ円の買いは12月13日に101.30円で1万買っているが、カナダ円は12月7日に100円を切ったのを底として反転している。既に上昇に転じた後であり遅すぎた。

やはり100円というのは大きな節目。その手前の100円20銭台で指値を入れておくべきだった。ここまでカナダ円が下げたのは千載一遇の好機であったのだ。

これに乗れなかったために調子が狂い、その後のトレードが迷走する一因となった。

カナダ円は12月20日に103円を超えているが、それを待てずに翌日には利食ってしまった。

101円80銭台に上昇したときに入れたストップロス注文が約定したためだが、わずか1万のポジションでは損失も限定されているのだからこの損切はそもそも不要だった。これは大きなミスだった。

ここは利食いではなく押し目買いをする場面だった。上昇するという確信があり、利食いの目標を102円−104円に置いていたのだから。さらに下げたら買い戻す意図だったがその機会はなかった。

その後もカナダ円は上昇し、22日に再びカナダ円を買っているが102.54円では結果として高値掴みだった。27日には一時、101円70銭を付けている。

27日には102円前後から102円半ばのレンジで推移するという予想のもとに102.29円、102円でポジションを追加しているがこれはよかった。そして、29日に102.54円での利食いは予定通りである。

ただ問題は仕切ったポジションが1万だけということである。102円60銭台まで上昇したときにさらにポジションを仕切ろうとタイミングを図っていたのだが、ぐずぐずしている間にカナダ円は下落に転じ利食いのチャンスを逃してしまったのである。自分の意図したレートと1、2銭の差をケチって数十銭の損をしてしまったのでは話にならない。

その後、同日に102.20円でポジションを追加しているが、これは早まったというべきかもしれない。

【07年の相場見通しとトレード戦略】

カナダ経済は減速傾向にあり、政策金利が据置かれる見通しであることから、今年のカナダドル相場は軟調に推移しそうである。

カナダドルは03年以降、対米ドル、対円ともに大きく上昇しているが、その最大の理由は原油価格の高騰である。現在、NY原油相場は米国の暖冬の影響により60ドル台前半まで下落しているが、原油価格が高値のまま推移する状況は今後も続く。また、イランの核開発継続により中東情勢が緊迫することで、原油価格が再び上昇に転じる可能性がある。

しかし、長期的に見ると、現在のカナダドルは対米ドル、対円ともに高値圏にある(対米ドルの最高値は1.62カナダドル、最安値は1.09カナダドル。対円の過去10年の最高値は106円、最安値は69円。06円のドルカナダの平均レートは1ドル1.1343カナダドルであったが、過去10年のドルカナダの平均レートは1.4006カナダドル、過去5年の平均レートは1.3237カナダドルである)。

ここからカナダドルがさらに上昇することは考えにくい。経済が減速し、金利が据置かれる現状では大きな買い材料は見当たらないからだ。カナダドルの上昇相場は昨年9月で終わったと考える。

一方、ドルカナダが1ドル1.3カナダドルまで上昇した場合、カナダ円は91円38銭まで下落する(ドル円を1ドル118円80銭で固定した場合)。さらに、ドル円相場が105円まで下落した場合、カナダ円は80円77銭まで下落する。現在の金利差においてスワップでカバーできる為替差損は年3円70銭でしかない。

したがって、カナダ円は長期保有の対象としては好ましくない。現在保有している3万カナダドルのポジションはできるだけ早く手仕舞ってしまいたい。

一方、ドルカナダの買いは案外面白いかもしれない。スワップは大したないが(0.27カナダドル)、前述のようにドルカナダは安値圏にあるので、うまくいけば為替差益が狙える。証拠金は1ドル1.1カナダドルまでのドル安に備えておけば十分だろう。この節目ではテクニカル的な買いの強さが期待できるからだ。

ただ、今後も原油高が続くことを考えるとドルカナダの上昇は、1.25カナダドル程度にとどまるのではないか。